アクアフィリングの成分解説と除去における医学的根拠

アクアフィリング 成分

アクアフィリング(現在はロスデリネ等の名称で流通)の構成成分は、約98%の水分と約2%のコポリマー(ポリアミド)です。

この「わずか2%の化学物質」が体内組織と強固に癒着し、移動や感染のリスクを持続的に発生させます。

本記事では、成分の化学的特性に基づいたメカニズムと、確実に除去するための医学的アプローチについて解説します。

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アクアフィリングの成分と化学的特性

ポリアミドと水分の構成比率はどうなっているのか

アクアフィリングは、成分の大部分が水分であるため「安全なジェル」として認知される傾向にありました。

しかし、その骨格を形成しているのは「ポリアミド(Copolyamide)」という非吸収性の合成樹脂です。 ポリアミドは陽イオン性の合成ポリマーであり、体内の水分と水素結合することでゲル状の形態を維持します。

この化学構造は極めて安定しており、人体の代謝機能では分解することができません。

なぜ体内で分解・吸収されないのか

人体の酵素や免疫細胞は、ポリアミドのような特定の合成高分子を分解する能力を持ちません。

生理食塩水やヒアルロン酸とは異なり、アクアフィリングの成分は「異物」として半永久的に体内に残存します。

注入直後は柔らかい感触であっても、成分自体が吸収されることはなく、皮膜(カプセル)が形成されないまま組織間隙に存在し続けます。

アクアフィリングの成分が引き起こすリスクのメカニズム

組織への浸潤と移動はなぜ起こるのか

アクアフィリングには、被膜を形成せずに周囲の組織へ浸透する「浸潤性」という特性があります。

大胸筋や乳腺組織の隙間に成分が入り込むため、重力や外部からの圧力によって容易に位置を変えます。

これを「マイグレーション(移動)」と呼びます。 成分が腹部や背部へ流出する事例が報告されているのは、この浸潤性によるものです。

感染症や炎症が長期化する理由は何か

ポリアミドは細菌が付着しやすい足場となり、バイオフィルム(細菌の集合体)を形成するリスクがあります。

一度バイオフィルムが形成されると、抗生物質が内部まで浸透しにくくなります。そのため、体調不良による免疫力低下などをきっかけに、突発的な腫れや痛みが繰り返し発生します。

成分が組織内に散らばって存在しているため、感染源の特定と除去が難しく、慢性的な炎症を引き起こす要因となります。

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アクアフィリングの成分を考慮した除去法の選択

従来の吸引法ではなぜ取りきれないのか

多くのクリニックで行われている「吸引法」や「生理食塩水による洗浄」では、組織に入り込んだポリアミドを完全に除去することは困難です。

盲目的な操作による限界

カニューレ(吸引管)を使用した盲目的な操作では、正常な組織とアクアフィリングの境界を正確に識別できません。

成分が筋肉や乳腺に強く癒着している場合、吸引のみでは成分が千切れて残留するか、あるいは無理な操作により正常組織を損傷させるリスクが高まります。

洗浄による拡散リスク

生理食塩水で洗浄を行う際、圧力をかけることでかえって成分を周囲の組織の奥深くへと押し込んでしまう可能性があります。

特に感染を起こしている場合、洗浄液と共に細菌が拡散し、炎症範囲を拡大させる恐れがあります。

当院が推奨する直視下でのアクアフィリング除去

目視による確認はどのように行われるのか

当院では、エコーやMRIなどの画像診断機器に依存せず、医師の目による直接確認(直視下)を最優先としています。画像診断はあくまで影を見るものであり、実際の組織の癒着度合いや、微細な成分の残存までは判断できないためです。

完全直視下除去法の実施

脇や乳房下縁などの目立たない箇所を切開。 医師が目で見て、指で触れることで、正常な組織とアクアフィリングを確実に識別します。組織の隙間に入り込んだ成分を一つひとつ丁寧に剥離し、除去します。

癒着組織の切除

成分が強く癒着し、変性してしまった組織(被膜や炎症性肉芽)も同時に切除します。 これにより、感染源を根絶し、再発のリスクを最小限に抑えることが可能となります。

他院治療と当院の比較

比較項目 一般的なクリニック (他院の治療) 当院 (当院の治療)
アプローチ 盲目的 ヒアルロン酸分解注射や、カニューレを用いた吸引除去が中心。皮膚の上から手探りで行う。
おすすめの理由
直視下(確実性) 切開を行い、医師が直接目で見て確認しながら除去する完全直視下法を採用。
成分の残存 高いリスク 組織に浸潤した成分は吸引できず残留しやすい。画像診断(エコー・MRI)では微細な残存は見落とされる。
おすすめの理由
最小限 筋肉や乳腺に入り込んだ成分も、直視下で一つひとつ剥離して除去するため、取り残しを防げる。
正常組織への影響 損傷の恐れ 見えない状態で吸引管を動かすため、正常な乳腺や血管を傷つけるリスクがある。
おすすめの理由
保全 正常な組織と異物の境界を目視で識別するため、不要な損傷を避け、必要な組織を温存できる。

アクアフィリングの成分に関するセルフチェック

ご自身の胸の状態と照らし合わせ、以下の症状が一つでも当てはまる場合は、成分による影響が出ている可能性があります。

これらの症状は、体内での成分の移動や、慢性的な炎症を示唆する所見です。 手遅れになる前に、物理的な除去を検討する必要があります。

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医師紹介
藤林万里子院長
藤林 万里子
(GLAMRULE CLINIC GINZA 院長)
東京美容外科銀座院の院長として、多くの患者様の悩みに寄り添ってきた経験を活かし、銀座にグラムルールクリニックを新たに設立。
「女性による女性のためのクリニック」をコンセプトにしながら安全性と自然な仕上がりができる豊胸施術を専門に美容医療を提供しています。
豊胸施術を始めとする美容整形に関するお悩みがありましたら気兼ねなくLINEからご相談ください。
主な資格
  • 日本形成外科学会 認定専門医
  • 日本美容外科学会(JSAPS) 正会員
経歴
  • 2016年 スキンリファインクリニック吉祥寺院院長 勤務
  • 2021年 東京美容外科 銀座院院長 勤務
  • 2024年 GLAMRULE CLINIC 銀座院 院長
当院アクセスと口コミ
Q1: 成分は時間の経過とともに体内で分解・吸収されますか?
Q2: 除去手術の前にMRIやエコー検査を受ける必要はありますか?

GLAMRULE CLINIC GINZA-グラムルールクリニック銀座-

                   

東京都中央区銀座5-12-6
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