【医師解説】アクアミド注入の安全性や副作用・後遺症のリスク

アクアミド 安全

アクアミドは一度の施術で長期的な効果が期待できるとされる注入剤ですが、その一方で「体内に一生残ること」や「万が一のときに除去が難しいこと」に不安を感じる方も少なくありません。

過去に使用されていた実績があるものの、現在の美容医療の観点からは、安全性やリスクについて再評価が進められており、受けるかどうかの判断には慎重さが求められます。

本記事では、アクアミドの特徴と安全性、除去の難しさ、現在の医療現場での扱いまでを分かりやすく解説し、これから治療を検討する方が後悔のない選択をするための情報をお届けします。

当院では、非吸収性注入剤の除去に関するご相談や、過去に注入したアクアミド除去などの修正に対応しています。

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アクアミドは安全?体内に一生残ることのリスク

アクアミドは分解されずに体内に残り続ける

アクアミドはポリアクリルアミドを主成分とした永久フィラーであり、体内に自然に吸収されることはありません。

注入後は半永久的にその場所に留まり続け、代謝や時間の経過によって自然に分解されたり消失することはないのです。

この特性は、一度理想的な形を作れれば長期間維持できるという利点である一方で、万が一仕上がりに不満がある場合や、健康上の問題が発生した場合には、大きなリスクとなります。

体内での移動やしこりのリスクがある

アクアミドは注入後、体内の筋肉の動きや重力、外部からの圧力などの影響を受けて、徐々に移動することがあります。

これにより、初めに注入した位置とは異なる場所に膨らみが現れたり、不自然な形状になってしまうケースが報告されています。

また、移動した先で硬くしこり状になったり、肉芽腫と呼ばれる炎症性の腫瘤が形成されたりすることもあります。

このような変化は、外見の問題だけでなく痛みや違和感などの症状を引き起こすことがあり、日常生活に支障をきたす場合もあります。

長期的な健康被害の可能性と医療界の見解

アクアミドは過去に多くの美容施術で使用されてきた経緯がありますが、現在では長期的なリスクが問題視されるようになっています。

特に、体内に長期間異物を残すことによる慢性的な炎症や感染、周囲組織との癒着による合併症が報告されています。

さらに、注入から数年が経過した後に突然症状が現れる遅発性の副作用も確認されており、医療機関によってはアクアミドの取り扱いを中止しているケースもあります。

このような背景から、現在ではより安全性の高い吸収性フィラーが推奨される傾向にあります。

アクアミドは元に戻せる?除去が困難な理由

注入後すぐなら吸引で除去できる可能性がある

アクアミドを注入してすぐの段階であれば、特殊な針を使って体外に吸引し除去することが可能な場合があります。

ただし、これは注入直後の限られた期間にのみ有効であり、フィラーが周囲の組織にまだなじんでいない状態でなければなりません。

そのため、違和感や仕上がりの不満に気づいた時点ですぐに対応することが極めて重要です。

早期であれば比較的簡易な処置で済むこともありますが、見逃すと状況は一変します。

時間が経つと組織と結合し、除去は手術が必要

アクアミドは注入から時間が経過すると、周囲の皮膚や筋肉などの組織と一体化していきます。

この段階になると針による吸引はほぼ不可能となり、除去するには外科的手術を要することが一般的です。

しかも、組織との癒着が強い場合は完全に取り除くことが難しく、部分的に残ってしまうこともあります。

その結果として、見た目の改善が不十分であったり、さらなる合併症を引き起こすリスクも考慮しなければなりません。

アクアミドの完全除去は困難で後遺症リスクもある

一度体内に注入されたアクアミドを完全に取り除くことは、理論上は難しいとされています。

切開を伴う外科手術を行ったとしても、ゲル状の性質により広範囲に拡散している可能性があり、完全な除去は困難です。

また、手術によって他の正常組織を傷つけたり、瘢痕が残ることもあります。

これにより、外見的な問題や感覚異常といった後遺症が残ることも少なくありません。

そのため、安易な判断での施術は慎重に避けるべきであり、事前にリスクを理解しておくことが非常に大切です。

アクアミドは今でも安全な美容治療なのか

アクアミドは現在、日本で推奨されていない

かつてはアクアミドが美容注入剤として注目を集めた時期もありましたが、現在では日本国内での取り扱いは極めて限定的です。

厚生労働省による認可もなく、医療機関によっては自主的に使用を控えているケースもあります。

これは、安全性への懸念が徐々に高まったことや、長期的なトラブルが増加したことが背景にあります。

また、日本国外でも規制が強化されている国があり、世界的にも慎重な姿勢が見られる治療法となっています。

ヒアルロン酸などの吸収型フィラーとの比較

近年主流となっているのは、ヒアルロン酸やカルシウムハイドロキシアパタイトといった吸収性フィラーです。

これらは一定期間で体内に吸収されるため、修正がしやすく、万が一問題が生じた場合でもリスクを最小限に抑えることができます。

一方、アクアミドのような非吸収性フィラーは、長期的に見た安全性や柔軟性の面で大きく劣るという評価がされています。

美容医療の進化により、安全性と自然な仕上がりの両立が可能な選択肢が増えており、アクアミドは過去の治療法とされる傾向が強まっています。

永久フィラーの時代遅れ感と最新治療の選択肢

現在では、永久フィラーに対する需要は大きく減少しています。

これは、注入後のリスクに加え、時代とともに求められる美的感覚やトレンドが変化する中で、柔軟な修正が可能な治療法が求められているからです。

最新の美容医療では、自然で調整可能なフィラーや再生医療技術など、より安全かつ適応力のある選択肢が豊富に用意されています。

そのため、アクアミドをあえて選ぶ理由は徐々に失われつつあります。

アクアミドの安全性に不安がある人が確認すべきこと

カウンセリングで必ず聞くべきポイント

アクアミドを検討している人は、事前のカウンセリングで必ずリスクについて詳しく聞いておく必要があります。

特に、注入後の合併症や除去の可否、万が一トラブルが起こった際の対応方法について具体的に説明してくれる医師を選ぶことが重要です。

また、施術後のフォロー体制が整っているかどうかも判断材料の一つとなります。

不明点をそのままにせず、納得がいくまで質問する姿勢が、安全な治療を受けるための第一歩です。

自分の体質や既往歴によるリスクの違い

アクアミドによる副作用やトラブルの発生リスクは、個人の体質や既往歴によっても異なります。

たとえば、免疫力が低下している人や、自己免疫疾患を抱えている人は、アクアミドが異物として反応しやすくなる可能性があります。

また、過去に他のフィラー治療でトラブルを経験したことがある人も、慎重に判断すべきです。

医師としっかり相談し、自分の体にとって安全かどうかを見極めることが、失敗を防ぐ鍵となります。

医師紹介
藤林万里子院長
藤林 万里子
(GLAMRULE CLINIC GINZA 院長)
東京美容外科銀座院の院長として、多くの患者様の悩みに寄り添ってきた経験を活かし、銀座にグラムルールクリニックを新たに設立。
「女性による女性のためのクリニック」をコンセプトにしながら安全性と自然な仕上がりができる豊胸施術を専門に美容医療を提供しています。
豊胸施術を始めとする美容整形に関するお悩みがありましたら気兼ねなくLINEからご相談ください。
主な資格
  • 日本形成外科学会 認定専門医
  • 日本美容外科学会(JSAPS) 正会員
経歴
  • 2016年 スキンリファインクリニック吉祥寺院院長 勤務
  • 2021年 東京美容外科 銀座院院長 勤務
  • 2024年 GLAMRULE CLINIC 銀座院 院長
当院アクセスと口コミ
Q1: アクアミドは本当に体内に一生残るのですか?
Q2: アクアミドは時間が経てば移動したり変形したりすることがありますか?

GLAMRULE CLINIC GINZA-グラムルールクリニック銀座-

                   

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