アクアミド|非吸収性充填剤の危険性を医師が解説

アクアミド

アクアミドは、長期間にわたって効果が持続するとされる注入剤の一種です。

しわや輪郭の改善など、美容目的で使用されていた実績があり、ヒアルロン酸などのフィラーと異なる特性を持っています。しかし、非吸収性であるがゆえのリスクも伴うため、正しい知識と理解が欠かせません。

本記事では、アクアミドとは何か、その効果やメリット・デメリット、安全性までを丁寧に解説します。

当院では、非吸収性注入剤の除去に関するご相談や、過去に注入したアクアミド除去などの修正に対応しています。

お気軽にLINEからご相談ください。

目次

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アクアミドとは何か

アクアミドの基本定義と成分

アクアミドは、長期間にわたって効果が持続する可能性のある非吸収性の注入剤です。

主成分は97.5%の水と2.5%のポリアクリルアミドで構成されており、ゲル状の性質を持っています。

この成分構成によって、組織との親和性が高く、自然な仕上がりを目指せる点が特徴とされています。

日本国内では現在使用は認可されておらず、使用には制限があります。

しかし、かつての施術歴がある方や、海外での施術を検討している方にとっては、今でも関心の高い素材です。

アクアミドが使用される部位と目的

アクアミドは、かつて顔の輪郭形成やしわの補正、鼻や顎の形成などに使用されていました。

特にボリュームアップを目的とした治療に向いていたとされ、深いしわやくぼみの補填に用いられていました。

使用部位としては、ほうれい線、マリオネットライン、鼻筋、顎先などが代表的です。

現在は国内での施術は認められていないため、治療を希望する場合はリスクと制度を十分に確認する必要があります。

ヒアルロン酸など従来のフィラーとの違い

アクアミドは非吸収性のフィラーである点が、ヒアルロン酸などの吸収性フィラーと大きく異なります。

ヒアルロン酸は数ヶ月から1年程度で体内に吸収されますが、アクアミドは体内に長期間とどまり続ける特性があります。

このため、頻繁な再注入が不要であるという利点がある一方で、万が一のトラブルが発生した場合、除去が難しいというリスクも伴います。

このように、素材の特性や施術後の対応力において、従来のフィラーとは異なる注意が必要です。

アクアミドの仕組みと効果

体内での挙動と組織との一体化の仕組み

アクアミドは、体内に注入されると周囲の組織と緩やかに結合し、一体化するように作用するとされています。

ポリアクリルアミドの構造が細胞間のスペースに安定して留まるため、ボリュームの維持が可能になると報告されています。

注入部位での移動が少なく、形状の保持に優れるという特性も確認されています。

ただし、完全に組織と融合するわけではないため、外的要因による影響は残ります。

しわ改善や輪郭形成など期待できる効果

アクアミドの注入により、皮膚の下に一定の厚みが生まれ、しわやくぼみを内側から補う効果が期待されていました。

これにより、ほうれい線や口元のたるみ、目元のしわなどの外観が目立ちにくくなるとされていました。

また、顎や鼻筋などに注入することで、フェイスラインの形成が可能とされていました。

ただし、効果や満足度には個人差があり、全ての方に同様の結果が出るわけではありません。

効果の持続期間とその特徴

アクアミドの効果は、5年以上にわたり維持されることがあるとする報告もあります。

これは非吸収性の素材であることが関係しており、体内で分解・吸収されにくいためです。

一度定着すれば長期間効果が持続する可能性がありますが、施術後の状態が変化しにくいという側面もあります。

そのため、施術前の十分なカウンセリングとリスクの理解が不可欠です。

アクアミド注入のメリット

長期間持続する効果と経済性

アクアミドは、長期間にわたって効果を維持できる可能性がある点が一つのメリットとされていました。

頻繁に再注入を必要としないため、長期的に見るとコストパフォーマンスに優れていたという意見もあります。

ただし、効果の持続には個人差があり、体質や生活習慣などによって異なる場合があります。

組織になじむ自然な仕上がり

アクアミドはゲル状の柔らかい素材であるため、注入後の肌表面に比較的自然な仕上がりをもたらすとされています。

組織との親和性が高いことで、注入部分が不自然に浮き出るような印象を与えにくいという特性があるとされます。

ただし、注入方法や部位によって仕上がりは異なります。

アレルギー反応のリスクとその理由

アクアミドの主成分である水とポリアクリルアミドは、一般的に生体反応が少ないとされています。

動物由来の成分を含まないため、アレルギー反応が起こりにくいといわれていますが、

すべての方にリスクがないわけではなく、個人差は存在します。

施術前には医師との十分な相談が必要です。

アクアミド注入のデメリット・危険性

非吸収性であることによるリスクと影響

アクアミドは体内で自然に分解されないため、一度注入すると体内に長期間残存します。

この特性により、形状維持に優れるとされる一方で、後からの修正や除去が難しいというリスクを伴います。

将来的にデザイン変更を希望する場合やトラブルが生じた際に、簡単には対応できない点に注意が必要です。

合併症として起こり得る炎症・しこり・感染

まれにアクアミド注入後、注入部位に炎症やしこりが形成されるケースがあります。

また、感染症のリスクも完全には排除できず、適切な衛生管理や術後のケアが求められます。

症状が進行すると、外科的な処置が必要になる場合もあります。

注入後の形状変化・不自然さの可能性

長期間にわたって体内に残ることで、加齢や筋肉の動きに伴い、注入部位の形状が変化する可能性があります。

その結果、表情の不自然さや左右差が目立つようになることもあるため、注入部位と量の見極めが重要です。

除去の困難さと対処法

アクアミドは非吸収性のため、万が一トラブルが発生しても簡単に除去できる素材ではありません。

除去には外科的な処置が必要になることが多く、身体的・精神的な負担が生じる可能性もあります。

こうしたリスクを考慮し、施術前には慎重な判断が必要です。

アクアミド注入の安全性と注意点

医師選びと適切な施術の重要性

アクアミドの施術を検討する際には、非吸収性フィラーの扱いに経験を持つ医師を選ぶことが大切です。

経験や知識が不十分な医師による施術では、思わぬトラブルのリスクが高まります。

事前に症例や実績を確認し、信頼できる医療機関を選択することが重要です。

施術前後のケアとリスク軽減策

施術前には感染予防のための衛生管理が徹底されているか確認し、術後には腫れや炎症の兆候がないかを観察することが求められます。

また、激しい運動や飲酒を控えるなど、医師の指示に従ったケアが合併症予防に有効です。

日常的な配慮が、長期的なトラブルのリスクを下げることにつながります。

他のフィラーと比較した安全性評価

吸収性フィラーと比べ、アクアミドは一度注入すると長く残る特性があるため、万が一の際の対応が難しくなる可能性があります。

短期的な結果だけでなく、長期的な視点で素材や施術方法の安全性を見極めることが大切です。

施術を受ける前に十分な説明と納得の上で判断することが求められます。

アクアミド施術を考える患者へのアドバイス

カウンセリングで確認すべきポイント

施術を受ける前には、注入剤の種類や期待される効果、考えられるリスクについて十分な説明を受けることが必要です。

特に、非吸収性であることによる影響について、理解を深めることが重要です。

不安や疑問がある場合には、納得いくまで質問する姿勢が求められます。

リスクを理解した上での選択基準

アクアミドは長期的な効果が期待される反面、同時にそれに伴うリスクも存在します。

そのため、施術を選ぶ際には、美的なゴールだけでなく、自身のライフスタイルや将来の変化も考慮した判断が重要です。

トラブル発生時の相談・対処方法

万が一、しこりや違和感、炎症などのトラブルが発生した場合は、すぐに医師に相談することが大切です。

早期の対応によって、悪化を防ぐことができます。

また、トラブルに対応できる体制が整っている医療機関をあらかじめ選んでおくことが、安心につながります。

医師紹介
藤林万里子院長
藤林 万里子
(GLAMRULE CLINIC GINZA 院長)
東京美容外科銀座院の院長として、多くの患者様の悩みに寄り添ってきた経験を活かし、銀座にグラムルールクリニックを新たに設立。
「女性による女性のためのクリニック」をコンセプトにしながら安全性と自然な仕上がりができる豊胸施術を専門に美容医療を提供しています。
豊胸施術を始めとする美容整形に関するお悩みがありましたら気兼ねなくLINEからご相談ください。
主な資格
  • 日本形成外科学会 認定専門医
  • 日本美容外科学会(JSAPS) 正会員
経歴
  • 2016年 スキンリファインクリニック吉祥寺院院長 勤務
  • 2021年 東京美容外科 銀座院院長 勤務
  • 2024年 GLAMRULE CLINIC 銀座院 院長
当院アクセスと口コミ
Q1: アクアミドは現在も日本で使えますか?
Q2: アクアミドはヒアルロン酸よりも効果がありますか?

GLAMRULE CLINIC GINZA-グラムルールクリニック銀座-

                   

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