
はじめまして、グラムルールクリニック院長の藤林 万里子と申します。
日本形成外科学会認定専門医および日本美容外科学会(JSAPS)正会員として、美容医療に携わってまいりました。
その後東京美容外科 銀座院では、院長として多くの患者様の悩みに寄り添い、一人ひとりに最適な治療を提供してきた経験があります。
当院は、「女性による女性のためのクリニック」をコンセプトに、女性医師ならではの視点と感性を生かした美容医療を提供しております。
特に豊胸治療においては、シリコンバッグ豊胸を第一選択とし、安全性と自然な仕上がりにこだわっています。
最も得意とする施術のひとつが、デュアルプレーン法による豊胸手術です。
デュアルプレーン法とは、インプラントの上部を大胸筋の下に、下部を乳腺の下に配置する方法で、大胸筋下法と乳腺下法のそれぞれの長所を組み合わせた手術法です。


この手術法は難易度が高いので執刀できる医師は日本でも限られています。
デコルテ部分はふんわりと自然に仕上がり、下乳部分はしっかりとしたボリュームを持たせることができます。
見た目の自然さと触れたときの柔らかさを両立できるのが大きな特徴です。
特に、痩せ型の方や皮膚が薄い方など、従来の手法ではリップリング(バッグの波打ち)が目立ちやすいケースでも、筋肉でカバーする構造により、より滑らかで美しいラインを実現できます。
当院の豊胸術はとりあえず胸を大きくしておけばいいというものではありません。
胸の形は個性様々です。
胸の形だけでも7種類に分類でき、そこから少し離れている乳や左右差、胸の広がりなど細かに分類されます。

形成外科専門医として、胸の形や皮膚の厚み、骨格の角度、脂肪量などを一人ひとり細かく分析し、筋肉と乳腺のどの層をどの範囲で使うかまで綿密に設計します。
美容医療の中でも特に難易度が高いとされるのが、他院修正です。
過去に受けた施術で「思った仕上がりにならなかった」「違和感がある」「硬くなってしまった」など、時間が経ってから悩みを抱える方は少なくありません。
こうした悩みに対して、形成外科の専門知識を活かし、解剖学的な構造や組織の治癒過程を正確に理解したうえで、一つひとつの状態を見極め、最適な再手術プランを提案します。

他院修正では、単に“もう一度同じ手術をやり直す”のではなく、なぜトラブルが起こったのか、その根本原因を突き止めることが最も重要です。
たとえば豊胸手術では、被膜拘縮による硬さやインプラントの位置ずれ、左右差の原因が「癒着」なのか「ポケット設計」なのかによって、アプローチは大きく異なります。
構造的な問題を正確に診断し、再度ポケットを再形成しながら自然なデコルテラインを再構築するなど、再建手術に近いレベルの修正を行います。
他院では断られてしまうような難易度の高いケースでも対応可能です。
目の下のクマやたるみ、脂肪の凹凸を整える若返り治療も得意としています。

特に、裏ハムラ法や脂肪注入といった繊細な操作を必要とする施術では、形成外科専門医としての正確な解剖知識と、自然な仕上がりを追求する美的センスが生かされています。
目元は顔の印象を大きく左右するパーツであり、わずかな注入量や脂肪移動の角度でも仕上がりが変わる非常に難しい領域です。
治すだけでなく再構築するという視点から、皮膚の厚み・脂肪の量・眼輪筋の動きなどを細かく見極め、その人本来の表情を保ったまま若々しさを引き出す治療を行います。
私は、外見的なコンプレックスやお悩みを抱えてクリニックを訪れる方々の気持ちを何よりも大切にしています。
「見た目を変えたい」「今の自分に自信を持ちたい」と願う気持ちは、人それぞれの背景やストーリーがあります。
その一歩を踏み出された患者さまに、誠実に向き合いたいと常に思っています。
たとえば、豊胸を希望される方にとって胸が小さいことは、見た目だけでなく心の負担になっていることも少なくありません。
だからこそ、単に大きくすることではなく、調和と自然さを重視したデザインを常に念頭に置いています。
美容医療には複数の施術法がありますが、すべての方法がすべての方に合うわけではありません。
私は、形成外科・美容皮膚科の両領域で培ってきた知識と経験を活かし、患者さま一人ひとりに最も適した施術をきちんと説明し、選んでいただくことをポリシーとしています。
たとえば、豊胸においては、シリコンバッグ豊胸を第一選択としつつ、ハイブリッド豊胸(バッグ+脂肪注入)も適応を見極めてご提案します。
その理由やリスク・メリットを丁寧にお伝えし、ご希望と体の条件を照らし合わせながら、一緒に最適なプランを選びたいと思っています。
美容施術では、結果だけでなく安全性も同じくらい大切です。
私は、患者さまの安全と安心を最優先に考えることを常に意識しています。
手術前から術後フォローまで、一貫して責任を持って担当する体制を整え、トラブルリスクへの配慮を徹底しています。
また、麻酔体制や止血処理、ダメージの最小化など、技術的な細部にこだわることで、できるだけ痛み・腫れ・内出血を抑えた治療を目指しています。
施術後も、変化の過程に寄り添うフォローアップを大切にしています。
見た目の変化だけでなく、心の変化やライフスタイルの変化にも目を配りながら、長く満足していただける関係を築きたいと願っています。
「変わること」に勇気を持って臨んでくださった患者さまの希望を、私は無駄にはしたくない。その願いに応えるため、技術と心を込めた診療をこれからも続けてまいります。