「ヒアルロン酸豊胸って、切らずに簡単にバストアップできるって聞いたけど、本当に大丈夫?」
そんな疑問や不安をお持ちの方は少なくありません。
確かに、ヒアルロン酸を注入するだけの豊胸は、一見手軽で安全そうに感じるかもしれません。しかし実際には、「しこりができた」「形がいびつになった」「思ったより早く元に戻った」など、施術後に後悔されている方が少なくないのが現実です。
本記事では、ヒアルロン酸豊胸に関するリスクや後悔の事例、そしてなぜ欧米では使用が制限・禁止されているのかを丁寧に解説します。
また、実際にトラブルを経験された方への対処法や、より安全で満足度の高い他の豊胸術についてもご紹介しています。
ヒアルロン酸豊胸は、一見すると「切らずにできる」「ダウンタイムが短い」といった手軽さが魅力に映るかもしれません。
注射でバストにボリュームを出せるため、短時間で結果を得たい方には人気があります。しかし、その反面で多くのトラブルが報告されているのも事実です。
しこりや硬化、移動、吸収されずに残るリスクなど、見た目の自然さや健康面に影響を与える問題が起きる可能性があるため、施術は避けた方が良いでしょう。
メリットだけに目を向けるのではなく、こうしたリスクについてもしっかりと理解しておくことが大切です。
アメリカでは、ヒアルロン酸を使った豊胸は医療当局から承認されておらず、正規の医療行為として行うことができません。
さらに、ヨーロッパでも過去にヒアルロン酸を含むジェル状の充填剤が、しこりの発生や乳がん検診への影響などの問題を引き起こしたことから、豊胸目的での使用が禁止されています。
これらの動きは、安全性への懸念が背景にあるとされており、日本でも同様です。
日本では、ヒアルロン酸を含む注入系の豊胸施術に対して、近年慎重な姿勢が強まっています。特に非吸収性の充填剤については、過去に感染・しこり・変形などの重い副作用が多発したことから、厚生労働省が「安全性が確認されるまでは使用を控えるべき」と公式に注意喚起しています。
また、日本美容外科学会をはじめとする複数の専門学会でも、非吸収性ジェル状の充填剤について「豊胸目的での使用は推奨されない」との見解を示しており、安全性への意識が高まっています。
ヒアルロン酸豊胸は見た目には手軽で安全そうに見える注入豊胸ですが、素材や施術内容によっては深刻なリスクを伴う可能性があるため、他の豊胸施術を選択するべきです。
ヒアルロン酸の注入量や粒子の大きさによっては、体内で被膜が形成され、しこりや硬い塊として残ることがあります。こうした症状が悪化すると、しこりが大きくなって痛みや違和感が強くなり、「どうにか取り除きたい」とご相談に来られる患者様もいらっしゃいます。中には、経過をみてヒアルロニダーゼでも改善しないため、最終的に切開による摘出が必要になるケースもあります。
しこりとは違うのですが、バスト全体が”消しゴム”のように硬く感じる方もいらっしゃいます。これは柔らかさを求める方にとっては大きな失望となり、「触ったら違和感があって後悔された」という声も多く聞かれます。
重力や圧迫などの影響を受け、注入したヒアルロン酸が本来の位置から背中やお腹へ移動してしまうことがあります。移動してしまった部分は摘出が難しく、長期的にトラブルを抱えるケースがあります。
一部のヒアルロン酸が自然に吸収される一方で、体内に残って被膜化し、しこり化することがあります。ヒアルロニダーゼ(溶解剤)を使用しても完全に除去できないことがあるため、「今も残ってる…」と悩まれる患者様も少なくありません 。
ヒアルロン酸は時間の経過とともに徐々に体内に吸収されていきますが、そのスピードや量には個人差があります。
また、片側の吸収が早かったり、注入の位置が微妙に違ったりすると、左右でボリューム感や形に差が出ることがあります。
「片方だけ小さくなった気がする」「形がいびつに見える」と感じてご相談に来られる方もいらっしゃいます。
「注入直後は理想のボリュームだったのに、数ヶ月後には元に戻った…」という声は非常に多く、特に「思ったよりも早く効果が消える」という後悔が聞かれます。
ヒアルロン酸がマンモグラフィで影として写り、がん検診の精度を下げる可能性があります。心配な方には、マンモ以外の検査方法を勧めるなど、事前の相談が重要です。
ヒアルロン酸を使用した豊胸では、稀に注入位置が誤って血管内に入ってしまうと、血流が遮断され「血管閉塞」を引き起こすことがあります。
これは脂肪注入など他の注入系施術でも起こりうるリスクですが、ヒアルロン酸は即時にボリュームを出すため、注入時の圧や範囲が広いと、トラブルの影響が大きくなる可能性があります。
閉塞が起こると、皮膚や乳腺の壊死につながり、場合によっては切除や再建手術が必要になる深刻な結果を招くこともあります。
こうした血管閉塞のリスクは、どれほど経験豊富な医師であっても完全にゼロにはできません。特にヒアルロン酸豊胸は、注入する層や範囲が不安定で、誤って血管に入り込む可能性をはらんでいます。
そのため、「どうすれば安全にできるか」を考えるよりも、「そもそも選ばない」という判断の方が確実にリスクを避ける方法です。
当院では、より安全性が高く、仕上がりの自然さや持続性も両立できる豊胸術をご提案しております。無理に注入法にこだわらず、長期的に安心して選べる方法をご検討いただくことをおすすめします。
まずはヒアルロニダーゼという溶解剤を注入して、しこりを柔らげたり部分的に溶かしたりします。それでも改善しない場合や瘢痕化(はんこんか)が強い場合は、切開して摘出する治療が必要になる可能性があります。当院でも対応経験がありますので、ご安心ください。
移動したヒアルロン酸は、早期に摘出することで症状が軽くなるケースが多いです。ただし、放置して長年経つと治療はさらに難しくなります。異変を感じたら、すぐにご相談いただくのが重要です。
方法 | 特徴 |
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脂肪注入豊胸/コンデンスリッチ | ご自身の脂肪を使うためアレルギーリスクが低く、柔らかさや自然な仕上がりが期待できます。 |
シリコンバッグ豊胸 | 長期持続タイプとして実績があり、当院では高品質インプラントを安全に挿入します。 |
ハイブリッド豊胸 | バッグと脂肪を併用する方法で、両方の良さを活かしつつ自然さと持続性を両立できます。 |
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