- 日本形成外科学会 認定専門医
- 日本美容外科学会(JSAPS) 正会員
- 2016年 スキンリファインクリニック吉祥寺院院長 勤務
- 2021年 東京美容外科 銀座院院長 勤務
- 2024年 GLAMRULE CLINIC 銀座院 院長

ヒアルロン酸を使った豊胸術は、メスを使わず短時間で理想のバストを手に入れられる手軽さから、多くの女性に選ばれています。
しかし、「すぐに吸収されてしまうのでは?」「繰り返し注入すると結局高くつくのでは?」といった不安を抱えている方も少なくありません。
本記事では、ヒアルロン酸豊胸の効果をできるだけ長持ちさせる具体的な方法から、10年間という長期的な視点で見た場合の費用対効果までを徹底解説します。
ヒアルロン酸には製剤の種類が多数存在し、粒子の大きさや架橋の有無によって持続期間が異なります。
豊胸用には、粒子が大きく硬めで安定性の高い製剤を選ぶことが重要です。
ただし、品質の良いヒアルロン酸ほど料金は高くなります。
注入技術により、ヒアルロン酸の分布や定着率が大きく左右されます。
経験豊富な医師は解剖学的知識をもとに、吸収されにくく、形状を維持しやすい層へ適切に注入します。
一度に大量のヒアルロン酸を注入するよりも、数回に分けて注入する方が、体への負担が少なく、しこりのリスクも低減されます。
また、形を微調整しやすく長期的な安定性にもつながります。
ヒアルロン酸豊胸の料金は1回あたり約20万円から80万円程度で、効果を維持するには半年〜1年に1回の再注入が必要です。
仮に1年に1回30万円の施術を受けると、10年間で約300万円かかる計算になります。
また、ヒアルロン酸豊胸はきちんと吸収されずに残留し、カチカチなしこりになったり、胸がボコボコになってしまうケースがあります。
胸が減ってから注入するたびに危険に晒されることになるので、実はリスクが高く、コスパも悪いのです。
シリコンバッグを用いた豊胸手術は、初期費用が約80万〜150万円程度と高額ですが、耐用年数は10年~15年程度と長く、メンテナンスの必要がほとんどありません。
ヒアルロン酸:30万円 × 10年 = 300万円
シリコンバッグ:初期費用120万円 + 稀なトラブル対応費 = 約130〜150万円程度
結果的に、長期的に見るとシリコンバッグの方が経済的です。
ヒアルロン酸は手軽さが魅力ですが、定期的な再注入が必要で費用がかさみます。
一方、シリコンバッグは一度の手術で長く効果を維持できるため、トータルのコスパは高く、安全性の管理もしやすいといえます。