- 日本形成外科学会 認定専門医
- 日本美容外科学会(JSAPS) 正会員
- 2016年 スキンリファインクリニック吉祥寺院院長 勤務
- 2021年 東京美容外科 銀座院院長 勤務
- 2024年 GLAMRULE CLINIC 銀座院 院長

ヒアルロン酸豊胸後もマンモグラフィーは可能ですが、しこりが乳がんの発見を遅らせたり、強い圧迫で炎症を引き起こす危険性があります。
本記事では、本記事では、ヒアルロン酸豊胸がマンモグラフィー検診に与える影響やリスクを解説しています。
過去にヒアルロン酸を胸に入れて将来の検診が不安な方や、すでに胸の硬さや違和感に悩んでいる方は、まずはLINEで現在の状況をお話しください。形成外科専門医が直接お答えします。
ヒアルロン酸豊胸後でも多くの医療機関でマンモグラフィ検診を受けることは可能です。
ヒアルロン酸自体はX線を透過しやすい性質を持ちますが、注入量や定着の状態によっては画像に白く映り込み、正確な診断の妨げになる場合があります。
受診前には必ず豊胸歴を申告する必要があります。申告せずに検査を受けると、注入物が異常な影として誤診されるリスクが高まります。
マンモグラフィは乳房を強く圧迫して撮影を行うため、注入物が押し潰されて変形したり周囲に散らばったりしないかという不安を抱く方は少なくありません。
適切に組織内へ定着したヒアルロン酸であれば、通常の圧迫で破裂や大規模な移動を起こす可能性は極めて低いです。
しかし、注入から時間が経過して被膜が形成されている場合や、すでにしこりとして硬結している場合は、強い圧迫によって激しい痛みを伴う、あるいは被膜が破損して炎症を引き起こすリスクが存在します。
ヒアルロン酸が乳腺組織の周囲に存在することで、乳房全体が高濃度乳房に似た状態となり、初期の小さな病変や微小石灰化がヒアルロン酸の影に隠れてしまう恐れがあります。
とくに注入物がしこりとなっている場合、それが腫瘍なのか注入物なのかをマンモグラフィ単独で判別するのは非常に困難です。
乳がん検診の精度低下やしこりの存在を放置すると、万が一の悪性腫瘍の発見が遅れるという重大な健康リスクに直結します。
ヒアルロン酸豊してすでに胸の硬さや不自然なしこりを感じている場合、マンモグラフィで強く圧迫されると変形や飛散リスクがあります。そのため、マンモグラフィー前にまずは現在の胸の状態を医師に診察してもらうことが大切です。
ヒアルロン酸が周囲の組織と癒着していたり被膜拘縮を起こして硬くなっている場合、マンモグラフィの強い圧迫によって通常以上の激しい痛みを感じることがあります。
痛みが強いと十分な圧迫ができず、結果として鮮明な画像が得られずに再検査が必要になるという悪循環に陥ります。
| リスクの要因 | 検診時の具体的な影響と結果 |
| ヒアルロン酸のしこり化 | 腫瘍との判別困難によりマンモグラフィ画像に死角が発生する |
| 組織の硬結と被膜拘縮 | 圧迫時の強い痛みにより十分な撮影ができない |
| 注入物の劣化 | 圧迫による周囲への漏れ出しにより炎症を誘発する |
マンモグラフィ単独では正確な診断が難しいため、ヒアルロン酸豊胸を受けている方は超音波検査や造影MRIの併用が必須となります。
超音波検査であればヒアルロン酸と乳腺組織や腫瘍の区別が比較的容易になります。しかし、すべての医療機関が豊胸後の超音波検査に対応しているわけではなく、検査を受け入れてくれる病院探しが難航するリスクも伴います。
乳がんは早期発見が生命を左右する疾患です。すでにヒアルロン酸がしこり化している、あるいは検診を断られてしまったという状況をそのまま放置しても、自然に状態が改善することはなく、時間とともに周囲の組織を巻き込んで硬直化が進行する恐れがあります。
検診を断られる不安や乳がんが見逃される恐怖を抱えたまま放置することは、ご自身の健康を深刻な危険にさらす行為です。
しこり化したヒアルロン酸は時間が経つほど溶解が難しくなり、最終的には切開による除去手術が必要になるケースも存在します。
ヒアルロン酸豊胸後、胸に違和感が出た時はすぐに医師に相談・診察してもらうことが大切です。