- 日本形成外科学会 認定専門医
- 日本美容外科学会(JSAPS) 正会員
- 2016年 スキンリファインクリニック吉祥寺院院長 勤務
- 2021年 東京美容外科 銀座院院長 勤務
- 2024年 GLAMRULE CLINIC 銀座院 院長
「ダウンタイムがほとんどない」と言われることも多い水光注射。
しかし、実際に施術を受けた人の中には「赤みが消えない」「内出血がひどい」「顔がボコボコになった」といった声も見られ、不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、水光注射の一般的なダウンタイムと“ひどい”と感じるケースの違いを明確にしながら、異常かどうかの見極め方や、ダウンタイムを軽くするための対策まで丁寧に解説します。
これから施術を検討している方、あるいは今まさに不安を抱えている方の疑問を解消するための正しい情報をお届けします。
水光注射は比較的ライトな美容施術として知られていますが、施術後には一時的な赤み、腫れ、内出血、針跡などが生じることがあります。
これらの症状は通常、施術当日から数日以内に自然と落ち着くことが多く、日常生活に大きな支障をきたすことは稀です。
ただし、肌質や体調などの個人差により、症状の度合いや回復スピードにはばらつきがあります。
一部の方の中には、頬や額など皮膚が薄い部位において内出血が1〜2週間続いたり、赤みや腫れが強く出てしまったりするケースもあります。
中には針跡がボコボコと目立ち、見た目に大きな変化を感じたという声も。
特に敏感肌の方や、施術当日に体調が万全でなかった場合などは、予想以上に辛いダウンタイムを経験する可能性も否定できません。
施術後すぐに冷却を行うことで、炎症や腫れを抑えることができます。
氷や保冷剤をタオルで包んで、優しく肌に当てることが基本です。過度な冷却は逆効果となるため、適度な時間で行うようにしましょう。
施術後48〜72時間は、血行を促進するような行動(長時間の入浴、サウナ、激しい運動、飲酒など)は避ける必要があります。
これらの行動は内出血や腫れを悪化させるリスクがあるため、慎重な対応が求められます。
洗顔は、泡をしっかり立てて包み込むように優しく洗い、タオルで軽く押さえる程度に留めましょう。
メイクは施術の翌日以降が推奨され、可能であれば敏感肌用のファンデーションやコンシーラーで部分的にカバーする程度にするのが望ましいです。
施術後の肌は非常に敏感な状態にあるため、保湿はいつも以上に丁寧に行うことが大切です。
加えて、紫外線対策も欠かせません。日焼け止めはもちろん、日傘や帽子、サングラスなどを活用して紫外線のダメージを防ぎましょう。
ビタミンK配合のクリームや、ヘパリン類似物質を含む市販薬を使用することで、内出血や赤みの回復が促進される可能性があります。ただし、これらを使用する際は、医師の指示を仰ぐことが重要です。
赤みや腫れが2週間以上続く、熱感や強い痛みがある、膿が出てきた、などの症状が見られる場合は、速やかに医療機関へ相談してください。感染症の可能性もあるため、自己判断は禁物です。