- 日本形成外科学会 認定専門医
- 日本美容外科学会(JSAPS) 正会員
- 2016年 スキンリファインクリニック吉祥寺院院長 勤務
- 2021年 東京美容外科 銀座院院長 勤務
- 2024年 GLAMRULE CLINIC 銀座院 院長

脂肪豊胸の術前・術後のタバコは、血管を収縮させて脂肪の定着率を大幅に下げ、しこりや感染のリスクも高めるためNGです。
本記事では、脂肪豊胸後の喫煙が脂肪の生着に悪影響を与える理由や、必要な禁煙期間、ダウンタイム中の注意点について解説します。
喫煙による影響が心配な方や、脂肪豊胸で傷跡が残るのか不安な方は、まずは当院のLINE無料相談をご利用ください。形成外科専門医が直接お答えします。
脂肪豊胸の定着率はクリニックの技術や個人の体質によってばらつきがあるものの、一般的には50パーセントから80パーセント程度とされています。
この数値は注入した脂肪がどれだけ生き残ったかを示すもので、施術の満足度に直結します。
喫煙者の場合、この定着率が標準よりも大きく低下する傾向にあります。
慢性的な酸欠状態と栄養不足が続くことで、新しい環境に移された脂肪細胞が生き延びることが非常に難しくなるためです。
実際に喫煙を続けたまま脂肪豊胸を受けた場合、生着率が著しく低く、理想のバストサイズにするために追加の施術が必要になるケースも報告されています。
非喫煙者と喫煙者の定着率の傾向について以下の表に詳細をまとめました。喫煙が脂肪の定着にいかに大きな影響を与えているかが分かります。
| 喫煙状況 | 脂肪定着率の傾向 |
| 非喫煙者 | 60パーセントから80パーセント程度 |
| 喫煙者 | 30パーセントから50パーセントに低下 |
このように喫煙が脂肪定着に与える影響は非常に大きく、手術を無駄にしないためにも事前の対策が必須となります。
脂肪豊胸を安全に行い、かつ高い効果を得るためには手術前と手術後の禁煙が不可欠です。多くの美容クリニックでは、手術の最低でも4週間前からの禁煙を推奨しています。
これは喫煙によって細くなった血管や慢性的な酸欠状態を改善し、脂肪が生き残りやすい健康な血流を取り戻すのに時間がかかるためです。
手術後も最低1ヶ月から3ヶ月程度の禁煙が望ましいとされています。注入された脂肪が新しい環境に完全に定着するまでには数ヶ月の時間を要します。
この重要な期間に喫煙を再開してしまうと、せっかく順調に進んでいた生着が妨げられ、バストのボリュームが減ってしまう可能性があります。
紙巻きタバコだけでなく、電子タバコや加熱式タバコにも注意が必要です。これらもニコチンを含んでいる場合が多く、紙巻きタバコと同様に血管を収縮させる作用があります。
そのため電子タバコであっても禁煙期間中は完全に控える必要があります。また受動喫煙も血流に悪影響を及ぼすため、ご家族や周囲の人が喫煙する環境をできるだけ避けることも大切です。
術後のダウンタイム中に喫煙をしてしまうと、脂肪の生着を妨げるだけでなく術後の回復プロセスにも悪影響を及ぼします。
血行不良によって胸や脂肪を吸引した部分の傷の治りが遅れたり、内出血や腫れが長引いたりすることがあります。
もし術後についタバコを吸ってしまった場合、腫れが通常よりも強く出る、赤みや痛みがなかなか引かないなどのサインに注意する必要があります。
このような兆候が見られた場合には自己判断で放置せず、すぐに施術を受けたクリニックの医師に相談することが重要です。