痩せ型の人が豊胸したら何ccまで安全か

「痩せ型の私でも、豊胸って何ccまで入れられるの?」
このような疑問を持つ方はとても多くいらっしゃいます。体型が華奢だと、脂肪の採取量や皮膚の薄さがネックになり、「入れすぎると危ないのでは…」と不安に感じるのも無理はありません。

この記事では、痩せ型の方が安全に豊胸できる最大の容量(cc)について、脂肪注入・ヒアルロン酸・シリコンインプラントそれぞれのケースをもとに詳しく解説します。

「何ccまで入れて大丈夫か」「入れすぎるとどうなるのか」といった疑問にお答えしながら、無理のない自然な仕上がりを目指すための選択肢をご紹介します。

痩せ型の人が豊胸したら何ccまで入れてよいのか

「痩せ型」とはどんな体型?(BMI・体重の目安)

「痩せ型」とは一般的に、BMI(体格指数)が18.5未満の方を指します。BMIとは「体重(kg) ÷ 身長(m)²」で求められる指標で、厚生労働省の基準でも18.5未満は「低体重(痩せ)」とされています。

具体的には、身長160cmの方なら体重47kg未満、身長155cmの方なら約44kg未満が目安です。

このような体型では、脂肪がつきにくく皮膚の厚みも少ない傾向があるため、豊胸手術を行う際には注入可能な脂肪量や皮膚の伸展性などを慎重に見極める必要があります

当院では診察時にBMIだけでなく、実際の脂肪分布や皮膚の柔軟性なども総合的に判断し、無理のない範囲での施術をご提案しています。

脂肪が少ない体には無理が効かない

痩せ型の方は、そもそも体に蓄えられている脂肪量が限られています。

そのため脂肪注入を行う際には、脂肪の採取量そのものが少なくなりがちで、「必要な分を取りきれないのでは?」と不安に思われる方も少なくありません。

また、無理に多くの脂肪を吸引しようとすると、採取部位に負担がかかり、皮下の凹凸や内出血などが起きやすくなることもあります。

さらに、一度に多くの脂肪を注入しすぎると、体がそれを受け止めきれず定着率が下がったり、しこりになったりするリスクもあります。痩せ型の体には「たくさん入れる」よりも、「少量ずつ丁寧に注入し、しっかり定着させる」ことが大切です。

入れすぎによって起こるトラブルとは?(被膜拘縮・皮膚の引きつりなど)

「たくさん入れたほうが効果的?」と思うかもしれませんが、実は逆です。脂肪注入でもシリコンバッグでも大量に注入するとしこり・拘縮・皮膚の引きつり、輪郭の不自然さなどのリスクが増加します。

特に脂肪は250〜300cc以上になるとしこりができやすくなり、皮下組織を傷めてしまうことが多いです。当院ではこの点を重視し、「無理なく自然に美しく」仕上げる範囲を提案しています。

何ccまでOK?痩せ型の人が知るべき豊胸手術別の挿入量

脂肪注入豊胸は片胸150〜200ccが上限の目安

痩せ型の方でも脂肪注入豊胸は可能ですが、片胸で150〜200cc程度が安全な上限とされています。これは脂肪がしこり化せず、自然に定着しやすい量の目安です。A〜Bカップの方がCカップを目指す場合、150〜200ccでナチュラルにボリュームアップできるケースが多く見られます。

ただし、BMIが18.5未満のような体格では、採取できる脂肪が限られるため、必要量を確保するには太ももやお腹など複数部位からの吸引が必要になることもあります。無理のない範囲での注入計画を立てることが、美しく安全な仕上がりにつながります。

複数回に分ければ合計300cc以上も可能に

「一度にたくさん入れた方が効果的では?」と思われるかもしれませんが、脂肪注入は定着のしやすさを優先して、段階的に行うのがポイントです。1回の注入で片胸200cc前後までにとどめ、半年後にさらに100cc程度を追加するという方法を取ることで、合計300cc以上を安全に定着させることが可能になります。

脂肪は注入後すべてが残るわけではなく、コンデンスリッチファット(CRF)の定着率はおおよそ50〜70%とされています。最終的なボリュームは3〜6ヶ月ほどかけて安定しますので、「少しずつ育てていく」ようなイメージで考えるのがおすすめです。

ヒアルロン酸注入は片胸100〜150ccまでが安全ライン

ヒアルロン酸による豊胸は即効性があるため、「すぐにサイズアップしたい」という方に選ばれています。痩せ型の方でも片胸あたり100〜150cc程度までの注入が一般的で、これによりおおよそ1〜1.5カップのサイズアップが目安となります。

ただし、それ以上の量を入れると硬さやしこりが生じやすくなるため、自然な柔らかさや触感を重視される方には、必要最低限の量に抑えることが推奨されます。持続期間は半年〜1年程度と短いため、定期的なメンテナンスが必要になる点にも注意が必要です。

シリコンバッグは痩せ型なら300cc前後が現実的

シリコンインプラント(いわゆるバッグ)は、しっかりとしたボリュームアップが可能ですが、痩せ型の方の場合は300cc前後までが自然に見える限界量とされることが多いです。

たとえばモティバのような柔らかい素材を用いた場合でも、皮膚が薄い方は輪郭が浮き出て見えやすくなるため注意が必要です。バッグのサイズ・形選びにもよりますので経験豊富なドクターに相談してください。

インプラントを入れる位置にも工夫が必要で、デュアルプレーンやハイブリッド豊胸にすることで、より自然な見た目と手触りが得られます。痩せ型の方は、「サイズ」より「バランス」が重要になります。

GLAMRULE CLINIC GINZA-グラムルールクリニック銀座-

東京都中央区銀座5-12-6 CURA GINZA10階
東京メトロ日比谷線・都営浅草線 東銀座駅
徒歩1分

オンラインでのご予約はこちら

お電話でのご予約はこちら

03-6264-3207

受付時間:10:00~19:00 休診日:不定休