脂肪注入豊胸は「自分の脂肪で自然にバストアップできる」として人気が高まっている施術ですが、その一方で「しこりができたらどうしよう」「ちゃんと定着するの?」と不安に感じている方も少なくありません。美容医療に詳しい方ほど、リスクや失敗例を調べれば調べるほど不安になってしまうものです。
本記事では、脂肪注入豊胸における代表的なデメリットやリスクの実情を専門的にわかりやすく解説しながら、失敗を回避するための医師・クリニック選びのポイントまで丁寧にご紹介します。
多くの患者様から「しこりってできやすいの?」という不安の声をいただきますが、実際には壊死してしまった脂肪細胞が固まりとなって“しこり”になります。
放置すると炎症を起こしカルシウムが沈着して“石灰化”し、硬く目立つ状態になることもあります。小さければ自然吸収や吸引で対処できますが、進むと切除が必要になるケースもあるため早めの受診がおすすめです。
脂肪が定着するには、注入後3~6か月かけて周囲の血液が新しい細胞に酸素と栄養を供給する必要があります。しかし、血流が乏しい環境(例:大量注入や狭いスペースへの密集注入)では細胞が酸欠状態となり、死滅→しこり化します。術後の極端なダイエットや喫煙は血流改善効果を妨げ、定着を阻害する要因になります
良質な脂肪(純度の高いCRFなど)であっても、一度に大量入りすぎると壊死リスクが高まります。加工不足の場合、老化細胞や麻酔液が混じり、抵抗力のある脂肪細胞が減少します。これによりしこりや感染のリスクも上昇します。
しこりが炎症を引き起こすと、その修復過程でコラーゲンが過剰に増えて“瘢痕化”します。多くの患者様が「胸がぼこぼこした」「形が変わった」と感じるのはこのためで、特に大きなしこりがあると症状が顕著です。当院ではしこりになる前に早期発見・除去を心がけ、自然な仕上がりを維持しています。
意図せずに深層組織や筋膜に侵入すると、その部分が炎症で傷つき、修復が過剰に進むことで硬い瘢痕ができやすくなります。これが胸の形の不自然さや違和感に繋がります。
同じ注入量でも、炎症に敏感な体質の方は瘢痕が広がりやすい傾向があります。特に皮膚の厚みや代謝の違いによって、赤みや硬さが出やすい方とそうでない方がいらっしゃいます。
「なぜ私だけ跡が残ったの?」と不安に思う方もいらっしゃいますが、当院では術前に体質や皮膚状態をしっかり確認し、リスクが高いと判断した場合は注入法や量を調整することで対応しています。
また、術後に万が一瘢痕が気になる場合も修正処置や経過観察の体制が整っているのでご安心ください。
「注入したのにサイズが戻る…」という声も多いですが、実は注入した脂肪のうち定着する量は約半分程度です。これは体内の血流や栄養供給によるもので、無菌状態で丁寧に注入しても個人差は避けられません。当院では術前に目安をお伝えし、術後ケアや生活習慣で定着率を上げるサポートを行っています。
術後1週間で腫れが落ち着き、約40%へサイズダウンするのが自然な経過です。しかし、手術初期に冷やしすぎたり圧迫しすぎると血流が阻害され、定着率は若干低下します
ニコチンによる血管収縮や術後の過剰なダイエットは、生着に必要な栄養環境を悪化させます。逆に適度な栄養補給や軽い運動は血流改善に役立ちます
「触ると左右の硬さが違う…」と感じる方もいますが、これは注入された脂肪の量や定着率が左右で異なることによるものです。また術後の腫れの抜け方が左右で違うと不均一に感じることもあります。術前カウンセリングで左右差の可能性を共有し、必要に応じて再注入など調整できる体制を整えています。
脂肪注入にはコールマン法(5層に分け少量ずつ注入)など技術があります。これを丁寧に行わないと、密集部で定着率に差が出てしまい、結果として左右のボリューム差が生じやすくなります。
たとえば右胸だけ内出血が強く出たり、腫れが引くスピードに差があると、最終的な形に左右差が出やすいです。初期対応の違いが後に響くこともあるため、術後の経過観察が重要です 。
脂肪注入豊胸は胸だけでなく脂肪を吸引した部位にも影響が及びます。「脚も胸も痛い」と感じる方も多く、圧迫固定や内出血のケアも必要です。当院では吸引量を適度に抑え、痛みやむくみが出にくいよう配慮しております。
吸引部位で「痛み・むくみ・突っ張り感」を感じるのは通常ですが、過剰吸引によって固さや変形が長引くケースがあります。吸引範囲や量を適切にコントロールすることで、ダウンタイムは大きく緩和できます
「感染しませんか?」という心配の声も多いですが、脂肪を加工する工程で空気に触れると細菌が混入する可能性があります。コンデンスリッチ法など無菌性を高めた手法でもリスクゼロではありません。当院では手術室の衛生管理を徹底し、感染兆候には早期対応で抗生物質を使用しています。
混入した麻酔液や死細胞が残ると、菌が繁殖しやすくなります。CRFでも、手技が雑な医師や衛生管理が甘い施設だと感染リスクが上がるケースがあります。カウンセリング時には、正規プロセスや証明書の有無を確認しましょう
非常にまれですが、注入時の針の角度や層が深すぎると神経や血管を傷つけてしびれや麻痺が出ることがあります。また脂肪が誤って血管内に入ることで“脂肪塞栓”という重篤な合併症を引き起こすこともあります。当院では解剖学に基づいた慎重な注入を徹底し、万が一の時には迅速に対応できる体制を整えています。
注入が乳腺より深い筋層に行くと神経・血管に触れ、しびれや麻痺が出る可能性があります。また、脂肪粒が血管に入り込むと「脂肪塞栓症」を引き起こすことがありますが、これは注入速度や層の把握によって未然に防げます 。
「乳がん検診に影響しませんか?」というご質問をよくいただきます。
脂肪注入後のしこりやその石灰化がマンモグラフィーで乳がんと見分けにくいことがあります。ただ、しこりがあるときは“脂肪注入歴あり”と申告すれば精査で対応可能です。当院では術後にも定期的な検診を推奨し、不安を抱え続けない体制を整えています。
「どのクリニックに相談すれば安心?」と悩む方は多いですが、信頼できる医療機関を選ぶための最大のポイントは、症例の豊富さ・専門医の在籍・アフターケアの手厚さです。
たとえば当院では、豊胸症例を多数掲載しており、実際の変化やデザインの傾向を確認できます(症例一覧はこちら)。また、当院の院長は形成外科専門医として10年以上のキャリアを持ち、シリコンバッグ豊胸や脂肪注入豊胸といった繊細な技術に長けています。
術後もLINE相談が可能で、しこり・痛み・傷跡などのお悩みに対し傷跡修正や再診対応も実施しており、「施術して終わり」ではない手厚いフォロー体制を整えています。
「この先生、本当に任せて大丈夫?」と心配になる方も多いと思います。脂肪注入豊胸は、見た目の美しさだけでなく安全性にも高度な技術と経験が求められる施術です。
そのため、ただ美容外科を名乗っているだけでなく、形成外科専門医であるかどうかをまず確認することが重要です。形成外科は解剖学・傷の治癒・皮膚構造に深く精通しており、しこりや石灰化のリスクを最小限に抑えた施術が可能です。
また、医師歴が長くても「豊胸手術の執刀数」が少なければ、技術が安定していない場合もあります。脂肪吸引と注入の両方に熟達しているか、手術実績が豊富か、術後トラブルの対応経験があるかを確認しましょう。
最近は「直美」などの安価な施術を扱う施設も増えていますが、脂肪の加工や注入技術が未熟なことも多く、しこりや感染といったトラブルのリスクが高いという報告も少なくありません。
当院では、形成外科専門医として10年以上の経験を持つ医師が施術を担当し、患者様一人ひとりの体型や希望に合わせた安全かつ自然な豊胸を行っております。
実際の症例写真や執刀医のコメントがあるクリニックは、施術内容への責任感が高く、信頼の判断材料にもなります。カウンセリングでは「誰が実際に施術するか」も忘れずに確認してください。
納得がいくまで話し合い、冷静に判断できる環境であるかどうかが安心感につながります。
「まずは安さ重視で…」と考える方もいますが、豊胸は体への影響が大きく、一度きり。価格だけで選ぶと後悔につながるケースが多々あります。
安いプランは「スタート地点のコストは安くても、しこりや左右差などの問題が出た時に修正費用が高くつく」可能性があります。
価格と技術・保証内容のバランスを見て、「安心して任せたい」「また相談したい」と思えるクリニックを選ぶことが大切です。
GLAMRULE CLINIC GINZA-グラムルールクリニック銀座-
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