本当に胸がない人ができる豊胸術を術式別に解説

本当に胸がない人が できる豊胸術を術式別に解説

「胸が小さい」ではなく、「本当に胸がない」と感じる方にとって、豊胸手術の選択は深刻な悩みのひとつです。とくにバストが真っ平らな場合、自分の体に合った施術が本当に存在するのか、安全性は確保できるのかといった不安を抱くのは当然のことです。

本記事では、脂肪注入・シリコンバッグ・ハイブリッドなど、複数の選択肢の中から、胸がない状態の方に本当に向いている方法をお伝えします。

目次

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本当に胸がない状態とは?

胸が“真っ平ら”になる原因とその医学的背景

胸郭とは、胸部を形作る骨格のことです。

胸郭・乳腺の発育不足、体脂肪率の低さが重なると、胸が真っ平らに見える状態になります。遺伝的体質や若年期のホルモンの影響で乳腺が発育しないケースもあり、痩身且つ脂肪量が極端に少ないと、バストがまったく形成されない場合があります。

本当に胸がない人に向いている豊胸施術の種類と特徴

脂肪注入豊胸(CRF豊胸)

脂肪注入豊胸とは、自身の脂肪を胸に注入する方法です。

自然な仕上がりと柔らかな触感が特徴で、同時に痩身効果も期待できます。一般的に150〜300cc程度(1カップ分程度)が限界とされ、痩せ型の場合は採取量が限られることが課題です 。複数回の注入や他部位の脂肪活用が解決策となります。

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シリコンバッグ豊胸

シリコンバッグ豊胸とは、人工的に作られたシリコン製のインプラント(人工乳腺)を、乳房の中に挿入してバストのボリュームを形成する施術です。特にバストに全く膨らみがない場合や、脂肪の採取が難しい痩せ型体型の方にとっては、最も確実なサイズアップ手段です。

最大の特長は、2カップ以上の大幅なサイズアップが短期間で可能であることです。使用するバッグにはさまざまな形状(ラウンド型、アナトミカル型)やテクスチャー(スムース、テクスチャード)があり、胸郭の形状や皮膚の状態に応じて選択します。

ただし、本当に胸がない方では以下の点に注意が必要です

胸の皮膚が薄い場合皮膚が薄い場合バッグの輪郭が浮き出る可能性があります。特に外縁部が浮き出る「リップリング」と呼ばれる現象が起きやすく、自然な仕上がりが難しくなることがあります。
挿入位置挿入位置(乳腺下or大胸筋下(デュアルプレーン))により、仕上がりやリスクが変わります。 痩せ型では、筋肉下に挿入することで被膜拘縮のリスク軽減と自然なふくらみを両立しやすい傾向があります。
メンテナンス10〜15年後には交換や検診が必要です。 バッグは永久ではなく、破損・拘縮・位置ズレなどのリスクを想定し、術後も長期にわたり医師のフォローを受けるべきです。

ヒアルロン酸注入豊胸

ヒアルロン酸注入豊胸とは、ヒアルロン酸という保水性の高い物質を胸に注入し、バストのボリュームを一時的に増やす施術です。注射のみで施術が完了し、ダウンタイムが短いという点が強調されることもありますが、医療的には安全性に大きな懸念がある方法です。

まず、ヒアルロン酸は乳房内に長期滞留する前提で設計された素材ではなく、体内で異物反応や硬結(かたまり)を引き起こすリスクがあります。注入後、吸収される過程で炎症が起きることもあり、しこりや石灰化、慢性的な痛みが発生するケースも報告されています。

そのため、欧米諸国ではこの施術が禁止または強く制限されています。

このように、信頼性の高い国際的な医療機関では、ヒアルロン酸豊胸を「推奨できない危険な施術」として明確に否定しています。

さらに、ヒアルロン酸は注入後のトラブルが発生しても、時に除去が非常に困難であるという特徴があります。ヒアルロン酸はヒアルロニダーゼという薬剤で容易に溶解されますが、時に被膜形成(カプセル形成)された場合などは溶解のみでは除去が難しく、被膜形成した場合は外科的切除を要することもあるのです。

ヒアルロン酸は自然な豊胸法に見えて、本質的にはリスクの高い施術であり、選択すべきではありません。

ハイブリッド豊胸(バッグ+脂肪注入)

ハイブリッド豊胸とは、シリコンバッグと自身の脂肪注入を組み合わせる豊胸術のことです。それぞれの手法のメリットを活かし、単独では実現しにくい「自然な見た目と柔らかさ、大きなサイズアップ」を両立できる方法です。

手順としては、まずサイズアップの基盤となるシリコンバッグを乳房内に挿入し、その後、胸の表面に自家脂肪を注入して自然な丸みや触感を形成します。こうすることで、バッグの硬さや輪郭の浮き出し(リップリング)をカバーできるため、特に痩せ型やバスト基盤がほとんどない方にとって有効な施術です。

ハイブリッド豊胸の主なメリット
メリット内容
自然な仕上がりバッグの上に脂肪を重ねることで、ふくらみや触感が自然になります。
ボリュームコントロールの柔軟性バッグで確実に土台を作り、脂肪で細かい微調整が可能です。
リップリング予防痩せ型の方にありがちな、バッグの浮き出しを脂肪でカバーできます。

本当に胸がない人が豊胸術を選ぶ時のチェックポイント

チェックポイント内容
体型・皮膚の弾力・胸郭形状骨格や皮膚の薄さにより施術適性が異なります。
脂肪の採取可能部位と量脂肪注入希望なら、事前に採取量の確認が必須です。
希望サイズ・仕上がりイメージ場合によっては段階的なサイズアップが安全です。
医師の技術・症例経験シリコンバッグ豊胸でもデュアルプレーンに対応できるか、またハイブリッドやCRF実績の有無が信頼指標になります。

本当に胸がない人におすすめの術式

脂肪注入単独が向く人(自然志向・軽度ボリューム希望)

脂肪注入豊胸は、自然な見た目と柔らかな触感を重視する方に向いています。特に「少しだけボリュームを出したい」「人工物を入れることに抵抗がある」という方には適した選択肢です。注入量の目安としては、片側150〜200ccで1カップ分程度のサイズアップが可能です。

ただし、脂肪が十分に採取できない痩せ型の方には、脂肪注入単独では目的のサイズに到達しにくいという課題があります。複数回の注入や他部位からの採取によって対応可能なケースもありますが、「自然さ」と「大きさ」を両立したい場合は他の選択肢も検討すべきです。

シリコンバッグが向く人(2カップ以上希望・脂肪が少ない痩せ型)

「明確に大きくしたい」「サイズアップを短期間で確実に達成したい」という方には、シリコンバッグ豊胸が最適です。2カップ以上のボリュームアップが可能で、サイズ・形をコントロールしやすいという利点があります。

痩せ型で脂肪が少ない場合でも対応可能ですが、皮膚が薄いとバッグの輪郭が浮き出やすくなるため、筋肉下への挿入や小さめバッグの選択が適応されます。また、10〜15年ごとに交換が必要になる点と、術後の定期検診を継続する必要がある点も理解しておきましょう。

ハイブリッドが向く人(痩せ型で自然な手触りも重視したい)

「痩せ型だけど、しっかりボリュームも出したい」「自然な柔らかさも妥協したくない」という方には、ハイブリッド豊胸が非常に適しています。バッグで土台を作り、その上に脂肪を注入することで輪郭の浮きを防ぎ、より自然な質感が得られます。

特に「真っ平らな胸」の方の場合、皮膚や皮下脂肪が非常に少ないため、バッグ単独だと不自然な仕上がりになるリスクが高くなります。このような状況では、ハイブリッド豊胸の方がより安全かつ美しい結果につながる傾向があります。

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