A・B・Cカップは必見!豊胸で何カップまで上がるか施術別の目安と選び方

「豊胸手術をしたら、何カップまで大きくできるの?」

そんな疑問を抱える方は少なくありません。特に、Aカップ・Bカップ・Cカップなど、ご自身の今のバストサイズから「現実的にどこまでサイズアップできるのか」は、施術方法によって大きく異なります。

本記事では、各カップサイズごとに可能なサイズアップの目安とともに、脂肪注入・シリコンバッグ・ヒアルロン酸注入など施術別の特徴をわかりやすく解説しています。

目次

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豊胸手術でサイズアップできる限度とは?

施術別の“カップアップの上限”

シリコンバッグ豊胸の場合

シリコンバッグ豊胸とは、人工のシリコン製インプラントを胸に挿入する方法のことです。

片胸100〜150ccで1カップアップが目安とされ、200cc以上の挿入で2カップ、3カップのアップも可能です。そのため「AカップからDカップにしたい」といった大幅なサイズアップを希望する方に選ばれやすい傾向にあります。

ただし、挿入スペースの確保や皮膚の伸び具合により、安全に挿入できるサイズには個人差があります。

脂肪注入豊胸の場合

脂肪注入豊胸は、太ももやお腹などから採取したご自身の脂肪を、胸に注入する方法です。

片胸150〜250ccの注入で、0.5〜1カップアップが目安で、自然な見た目と触感を希望される方に多く選ばれています。

ただし、注入した脂肪はすべてが定着するわけではなく、平均的な定着率はCRF(コンデンスリッチファット)で50〜70%とされています。そのため、1回でのサイズアップには限界があり、より大きなバストを目指す場合は複数回に分けて行うケースもあります。

術後の腫れや吸収を見ながら、段階的にボリュームを増やすことで、より安全かつ自然な仕上がりが期待できます。

ヒアルロン酸注入の場合

ヒアルロン酸注入は、専用のヒアルロン酸製剤を胸に注射する、いわゆる「プチ豊胸」と呼ばれる方法です。片胸70〜100ccの注入で、約1カップのボリュームアップが目安とされています。

注射のみで施術時間も短く、ダウンタイムがほぼない点がメリットです。

一方で、ヒアルロン酸注入による豊胸手術はアメリカでは禁止、2011年8月からはフランスでもヒアルロン酸をはじめとするフィラー注入による豊胸術が禁止されています。ヒアルロン酸をはじめとするフィラー(注入)製剤による豊胸術は、安全性の問題から日本国内でも取り扱いを制限しているクリニックが増えています。

マンモグラフィ検査の妨げや、注入後のしこり形成が問題視されているためです。また、効果は半年〜2年ほどで徐々に吸収され、繰り返しの施術が必要となります。

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ヒアルロン酸豊胸で後悔する前に知るべき危険性
施術方法カップアップの目安特徴・メリット
シリコンバッグ2カップ以上
(自由)
・サイズ自由に選べる
・効果は半永久的
脂肪注入0.5~1カップ・自然な柔らかさと形状
・しこり・感染のリスク
・1回のサイズ変化が少ない
ヒアルロン酸注入約1カップ
(片胸70〜100cc)
・効果は一時的(半年〜1年)
・しこりや瘢痕化のリスク

Aカップ→サイズアップの目安

AカップからB・Cカップへ自然に近づけるには

Aカップの方がバストアップを希望する場合、1〜2カップ増量してBまたはCカップを目指すパターンが一般的です。施術によって達成可能なボリュームや仕上がりが異なります。

Aカップに適した施術の比較

施術法向いているケース向いていないケース
脂肪注入・自然な見た目と柔らかさを重視したい
・お腹や太ももに脂肪がある
・極端に痩せ型で脂肪が採れない場合
・授乳歴がなく皮膚の伸展性に乏しい方
シリコンバッグ・しっかりボリュームが欲しい
・A→Dなど大幅なサイズアップ希望
・僅かな変化を求める方
ヒアルロン酸注入・プチ豊胸を希望
・イベント前など一時的にボリュームを出したい
・長期的効果を求める
・Cカップ以上を狙う

一方、「AカップからDカップへ」などの大幅なサイズアップを希望する場合は、バッグの使用が現実的ですが、触感の変化や将来的な交換も考慮が必要です。

Bカップ→どれくらいサイズアップできる?

BカップからD~Fカップへスムーズに進めるには

Bカップの方がD~Fカップを目指す際は、「自然なボリュームアップ」と「仕上がりのバランス」の両立が求められます。施術選びの際には、その人の体型やライフスタイルに合った方法を選ぶことが重要です。

Bカップからのサイズアップに適した施術は?

施術法向いている方向いていない方
脂肪注入・元々脂肪が少しある体型
・C/Dカップを目指したい方
・脂肪がつきにくい体質の方
・授乳歴がなく皮膚の伸展性に乏しい方
シリコンバッグ・確実にサイズアップしたい
・長期的に持続する効果を求める
・自然な感触にこだわる方
・妊娠出産を控えている方
ヒアルロン酸注入・短期間で手軽に1カップ程度増やしたい方・Dカップ以上へのアップを希望している方

脂肪注入は、1回でB→Dへとボリュームを持たせることも可能で、ナチュラル志向の方に人気です。反対に、サイズを明確にコントロールしたい方にはシリコンバッグが適しており、体型に合ったバッグサイズを選ぶことでバランスの良い仕上がりが期待できます。

Cカップ→これ以上大きくできる?

CカップからD・Eカップへサイズアップする場合

Cカップの方がD〜Eカップを希望する場合、自然さを保ちつつどれだけボリュームを足せるかが焦点となります。

Cカップ以上のサイズアップに合う施術とは?

施術法向いている方向いていない方
脂肪注入・自然な仕上がりを重視
・大幅なサイズアップを求めない方
・手術回数や多少の時間をかけてでも自然さにこだわる方
・採取できる脂肪が十分でない方
・1回の手術で大きな変化を求める方
・ダウンタイムが取れない方
シリコンバッグ・C→E以上の明確なサイズ増大を希望
・長期的に持続する効果を求める
・長期的な変化に戸惑いのある方
ヒアルロン酸注入・わずかなボリューム調整
・短期的な変化を求める方
・長期的な変化を求める方

脂肪注入では、Cカップ→D/Eカップのサイズアップも現実的であり、見た目にも自然です。ただし、採取可能な脂肪の量に制限がある場合は1回の施術では限界があるかもしれません。

大幅アップを明確に狙う場合は、シリコンバッグの活用が有効ですが、不自然なボリュームになるリスクにも注意が必要です。

ヒアルロン酸注入は、長期的な変化を求める方には適しておらず、世界的にスタンダードな豊胸手術ではないためリスクとリターンが釣り合わない場合があります。

サイズアップ量以外に気をつけたいこと

豊胸手術では「何カップ大きくできるか」ばかりが注目されがちですが、実際には仕上がりの自然さ・触感・持続性・身体への負担など、他にも知っておきたいポイントがあります。ここでは、脂肪注入・シリコンバッグ・ヒアルロン酸注入の3つの施術法について、それぞれの特徴を項目別に整理しました。

■脂肪注入豊胸

項目内容
見た目自然な丸みとラインが出やすく、もとのバストに近い印象に仕上がります。高さはあまり出にくいです。
触感シコリができなければ、ご自身の脂肪を使うため、とても柔らかく馴染みやすいです。
維持期間一度定着すれば半永久的。ただし、体重の増減による変動や脂肪の吸収には個人差があります。
体への負担自己組織を使うため、アレルギーや拒絶反応が起きにくいです。
術後管理7-14日ほど腫れや内出血が出ることがありますが、多くは数日で落ち着きます。
定期処置の必要性基本的に不要ですが、定着量に不満がある場合は追加注入も可能です。

■シリコンバッグ豊胸

項目内容
見た目ボリューム感は出やすいですが、体型によってはバッグの輪郭が目立つこともあります。
触感体型や製品の種類によって異なりますが、やや人工的な硬さを感じるケースもあります。
維持期間効果は長期的。ただし10年前後での入れ替えが推奨されています。
体への負担バッグ周囲に膜ができて硬くなる「被膜拘縮」が一定の割合で起きますが、頻度は低いです。
術後管理ダウンタイムは1週間。激しい運動は1ヶ月ほど避けていただいております。
定期処置の必要性おおよそ10年に一度、バッグ交換が必要となる前提で検討されます。

■ヒアルロン酸注入

項目内容
見た目ボリュームは控えめですが、注入直後はハリ感が出やすいです。
触感使用する製剤によっては硬さを感じる場合があります。しこりができることも。
維持期間半年〜2年で自然に吸収されるため、持続性はあまり高くありません。
体への負担マンモグラフィ検査に影響を及ぼす可能性があり、安全性への議論もあります。
術後管理術後1週間ほどは内出血や痛みが出る場合があります。
定期処置の必要性自然に吸収されるため、効果が切れるたびに再注入が必要です。長期的には繰り返しのコストも考慮が必要です。

それぞれの施術には「見た目・感触・持続性」などの面で長所と短所があります。カップ数だけでなく、「どのような仕上がりにしたいか」「ライフスタイルに合っているか」といった視点からも、施術を比較・検討してみることが大切です。

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