- 日本形成外科学会 認定専門医
- 日本美容外科学会(JSAPS) 正会員
- 2016年 スキンリファインクリニック吉祥寺院院長 勤務
- 2021年 東京美容外科 銀座院院長 勤務
- 2024年 GLAMRULE CLINIC 銀座院 院長
長年挿入していたシリコンバッグに違和感を覚えたり、経年劣化や変形が見られた際、多くの方が除去を検討します。しかし、「実際いくらかかるのか」「どこまでが費用に含まれるのか」が分かりづらく、不安に感じるのは当然です。
本記事では、どのようなケースで除去が必要か、麻酔やオプション費用はどう変動するかといった、患者さんが事前に知っておくべきポイントを整理しました。
シリコンバッグ抜去(他院) | ¥420,000 |
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シリコンバッグ抜去(他院)+シリコンバッグ豊胸 | ¥1,450,000 |
カプセル除去 | ¥40,000 |
シリコンバッグによって持続的な痛みや圧迫感、重だるさを感じる場合、バッグ周囲に異常が生じている可能性があります。
これは被膜拘縮(ひまくこうしゅく)と呼ばれる反応や、バッグの位置ズレ、癒着などが原因で起こることがあります。痛みがある状態を放置することは避けるべきで、医師の診察のうえ除去を前向きに検討するべきです。
シリコンバッグは経年劣化により、シェル(外膜)の破損や中身の漏出が起こることがあります。
また、触れたときの形の変化や、バストラインの不自然な変形も危険信号です。こうした状態は、エコーやMRIで確認されることが多く、破損が疑われた場合は速やかな除去が必要です。
カプセル拘縮とは、体が異物であるバッグを囲もうとする反応により、被膜が厚く硬くなり、胸が変形・圧縮される現象です。進行すると見た目の変化や強い痛み、左右差が目立つようになるため、美容的にも健康的にも除去が望まれます。
医学的な問題がなくても、「年齢的にもう不要と感じる」「ナチュラルな体に戻したい」「触られるのが怖い」といった心理的・生活上の不快感が強い場合も、十分に除去を検討する理由になります。
身体の一部として違和感が続くことは精神的負担となり、医師との相談の上、計画的に摘出する選択は正当な判断です。
シリコンバッグ除去とは、胸に挿入された人工物であるバッグを摘出する手術です。バッグ摘出とは、乳房に挿入されたシリコンバッグを外す操作のことです。
被膜の処理とは、バッグを覆って形成されたカプセル(被膜)を切除または剥離することを指します。これにより、拘縮(こうしゅく)や硬さの改善を図ります。
麻酔には局所麻酔・静脈麻酔・全身麻酔の選択肢があります。痛みが強い場合や患者さんの状態によっては、静脈麻酔や全身麻酔を選ぶ必要があります。
形成外科専門医は高度な専門性を求める資格です。
医師免許所得後、6年以上経過し、2年間の初期臨床研修の後、認定施設での4年以上の形成外科研修に加え、学会講習会への参加や論文発表などの要件を満たし、資格試験に合格する必要があります。
当院は形成外科専門医による美容整形(胸、鼻、目など)や修正、再建などの施術に対応しています。10年以上の形成外科手術の経験を活かし、安全性を重視した施術を提供しています。