- 日本形成外科学会 認定専門医
- 日本美容外科学会(JSAPS) 正会員
- 2016年 スキンリファインクリニック吉祥寺院院長 勤務
- 2021年 東京美容外科 銀座院院長 勤務
- 2024年 GLAMRULE CLINIC 銀座院 院長

アクアフィリングでの死亡例は国内未報告ですが、体内に吸収されず残り続けると命に関わる重篤な合併症リスクは実在します。
異物が細菌感染の温床となり、放置して起きる全身の臓器不全。アクアフィリングの主成分(ポリアクリルアミド)による発がん性のリスクがあります。
※国際がん研究機関(IARC)はポリアクリルアミドを恐らく発がん性がある物質と分類。
アクアフィリングを入れて不安な方やすでになんならかの症状が出ている場合は、LINEから当院の形成外科専門医へ現状をご相談ください。

日本国内の”公的な医療機関の調査において”、アクアフィリングの注入が直接の死因と断定された事例は現在のところ報告されていません。
しかし、アクアフィリングの成分は体内に吸収されることなく半永久的に残り続けます。体内でなくならないという性質がある以上、放置すれば命に関わる重篤な合併症を引き起こす危険性は常に存在します。
既に赤みが出たり、時々痛む等の心当たりがある方は放置しておくのはかなり危険と認識しておいた方が良いでしょう。
当院でも、「ずっと気になっていたけど、急に痛みがひどくなり辛い」という相談が多々あります。
アクアフィリングによる最大の危険は、成分が異物として組織内に留まり続け、慢性的な炎症や強力な細菌感染の温床となることです。
周囲の組織に癒着しながら広範囲へ移動することもあり、時間の経過とともに内部で広範な感染症を引き起こすリスクが高まります。
局所の感染が悪化して細菌が血液中に侵入すると、敗血症と呼ばれる全身性の感染症を引き起こします。
海外の症例では、アクアフィリングによる感染から敗血症性ショックを発症し、集中治療室での救命処置を余儀なくされた報告が複数存在します。
敗血症は多臓器不全を引き起こし、最悪の場合は死に至る非常に危険な病状です。

初期の軽い違和感から重篤な状態へは急激に進行することがあります。胸部や注入部位に激しい痛みが生じた場合や、触れなくても脈打つようなズキズキとした痛みがある場合は、内部で強い炎症が起きている証拠です。
また、皮膚の異常な赤み、熱感、腫れが急激に拡大している状況は、感染が周囲の組織へ急速に広がっている危険なサインとなります。
38度以上の発熱、強い悪寒や震え、異常な倦怠感、心拍数や呼吸数の増加が現れた場合も極めて危険です。
これらは感染が全身に波及し、敗血症に移行しつつある可能性を示す症状です。これらのサインが一つでも当てはまる場合は、様子を見ることなく直ちに医師に相談して状態を確認してもらうことが大切です。